研究委員会より報告

研究委員会委員長 宇津木 俊博

競技として、柔道の国際的普及は既に成されたが、柔道修業者の競技志向を強くした為に、形修業の形骸化が叫ばれて久しい、それ故、我が国では、1997年から全日本柔道形競技大会が開催され、競技としての形の普及が進められ、その結果、昨年6月、ドイツ、フランクフルトに於いて開かれた第3回世界形選手権大会で日本代表選手が、「投の形」「固の形」「柔の形」「極の形」「講道館護身術」の5種目全て最高得点で完全優勝を果す迄に至りました。研究委員会としても、毎年、講道館主催による形講習会を実施し、講道館夏期講習会に於いても海外からの参加者が増え、演武も著しく向上して参りました。唯、現状の国際化では、多種多様な文化習慣を持つ海外に対して、日本固有文化伝統である形の理合を、如何に正しく理解浸透させ、普遍的価値を探ることの意義が、これからの形普及の重要なファクターとなり、今後の課題になると考えられます。

事業報告

1.講道館「形」講習会
平成23年5月7日(土)に、講道館主催による「形」講習会が実施され、本年は「投の形」「固の形」「講道館護身  術」「五の形」の4種目が行われました。講道館から派遣された講師の先生方は、「投の形」 小俣 幸嗣八段
「固の形」 岡田 保彦 六段、「講道館護身術」 長谷川 育男八段、「五の形」 千葉 翠 八段であり、受講者数は、「投の形」12名、「固の形」11名、「護身術」20名、「五の形」12名の総勢55名でした。昨年より参加人数も増え、先生方の熱心な御指導と受講者の真摯な受講態度で、素晴らしい成果を上げることが出来ました。

2.全日本柔道「形」競技大会 都柔連代表選手選考会 (1)
平成23年5月28日(土)に講道館に於いて都柔連代表選手選考会を実施し、代表選手を決定致しました。
代表選手
投の形      赤坂洋輔 (警視庁)    若菜大介 (警視庁)
固の形      神宮武志 (警視庁)   酒巻文孝 (警視庁) 
講道館護身術  武田 武(警視庁)   宮崎 純一 (警視庁)
五の形      毛利 修 (千代田区)  浅田 千秋(千代田区)

3.全日本柔道「形」競技大会 都柔連代表選手選考会 (2)
平成23年7月17日(日)に講道館において都柔連代表選手選考会を実施し、代表選手を決定致しました。
代表選手    
古式の形    佐藤良吉(北区)  加藤隆雄 (新宿区)
極の形     長田 忠 (警視庁)  隅井昭典 (警視庁)
柔の形     稲川 郁子(板橋区)  阿部恭子(板橋区) 

 

 

会報ページへ戻る